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いろいろ


by fg_garden
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NHK BShi プレミアムシアターで放映された英国ロイヤルバレエの「ラ・バヤデール」を見ました。同時に「オンディーヌ」も放映したのですが、最後が切れてしまって(TT)吉田都さんだったのに…。

「ラ・バヤデール」は昔、友達に借りて熊川君が黄金の像の役をやった番を見ました、今回二回目。ニキヤ役にタマラ・ロホ、ソロル役にカルロス・アコスタ、ガムザッティ役にマリアネラ・ヌニェス。

皆様素敵。とりわけ、カルロス・アコスタが凄い!と思って調べてしまいました。「いまだに白人系が圧倒的地位を占めるバレエ界において、黒人系として初めて英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル・ダンサーとなった逸材である。」キューバ出身なんだそうです。格闘家みたいにしっかりと筋肉質で安定感が凄いのにテクニックも凄い、これはびっくりだわ。
タマラ・ロホも黒髪黒い瞳で独特な美しさ。

これって結構ひどい話なんです。
戦士ソロルと舞姫ニキヤは愛し合ってるのですが、王様が娘のガムザッティとソロルを結婚させようとするんです。ソロルはガムザッティの美しさに惹かれ、王にも逆らえず結婚を承諾。別れることを承知しないニキヤはガムザッティの命令で毒蛇に噛まれて死んでしまう。そして迎えたソロルとガムザッティの結婚式の日、怒った神様が寺院を崩壊させて全員死ぬという^^;

ヒロインの可哀想さがジゼルどころじゃない。
古代インドが舞台のオリエンタルな作品。
# by fg_garden | 2011-03-24 00:24 | Stage

いろいろ

産後、一週間有休を取ったパパと息子が感染性胃腸炎でダウン。パパは点滴。なので、退院してまもなく乳飲み子と病人二人の世話をする羽目になり、全然休めませんでした、とほほ(TT)あまりの寝不足に昨日はついに私も発熱。でも今日はもう復活。

次男は弱虫で。何かあるとすぐ「あわわわわ」となってしまい、泣きます。泣き声はパパ曰く「ウォレスとグルミットに出て来る羊に似てる」・・・。
沐浴が大の苦手で、先日私が背中を洗うときに間違って顔をお湯にひたしてしまったときは半狂乱になってました…。
怖いとたまに泡を吹きます。本当に泡って吹くんだと感心してしまう。いや、感心してはいけないのか。
ひ弱な弟に比べ、お兄ちゃんは全てにおいて強かったな。

お友達が出産のお祝いでアンパンマンのぬいぐるみを送ってくださったんです。今回の地震で思ったのですが、アンパンマンって凄いな。やなせ先生は戦争体験者だから飢えの苦しさを身をもって知ってらっしゃるんだろうなと。アンパンマンは偉大だ。凄いコンセプトだ。息子のお守りにさせてもらおうと思いました。有難うございましたm(_ _)m

子供が生まれた10日後にこんな未曾有の震災に出会おうとは。10ヶ月お腹で育み、出産の痛みを乗り越え、朝昼晩授乳し、あやし、オムツを換え、そうして育まれた命があっという間に失われてしまった。2万人もの人の死と目の前の小さい命のコントラストに言葉が無い。

いろいろ_f0158453_1544667.jpg野田さんが「劇場の灯を消してはいけない」と。演劇人・野田秀樹として当然のコメントだろうなと。
元春の詩もよかった。

ACのCMで「魔法の言葉でたのしい~♪」になると息子がスキップし、歌いながら部屋から飛び出してくる。必ずやる。もういいと私とパパに言われても絶対にやる。

お友達から花束を頂きました。赤ちゃんはカサブランカの香りに囲まれて幸せな夢が見れているんだろうな。清楚で優雅な香りは不穏な日々の心の慰め。この美しさ・この香りにどれだけ助けられたか。
# by fg_garden | 2011-03-23 12:00 | Diary

「人間失格」(2009)

wowowで放映したのを見ました「人間失格」
太宰治の小説なわけですが、私これ読んだはずなのになんだかあんまり覚えてないんですよね。当時はつまんなかったんだろうな。太宰で好きだったのは短編の「トカトントン」とか「女生徒」とか。高校生の頃読んでたら当時家庭教師してもらってた早稲田の兄さんに「そんな弱虫の書いた本は読むな」と言われたな~。

<STORY>
貴族院議員で津軽の有名な資産家を父に持つ美貌の青年、大庭葉蔵(生田斗真)。人間というものが分からず、周囲になじめないと感じていた。上京して高等学校に入った彼は、6歳年上の堀木(伊勢谷友介)という男と知り合う。彼によって遊びを覚えていく葉蔵。やがて酒に溺れ、堀木と共に放蕩を繰り返す。そんな葉蔵だったが、なぜか女には不自由せず、次から次へと遍歴を重ねていくのだが…。

こんな話だっけ?
ちょっと実家に行って、本取って来ようかな。
本は読み返したらということで、とりあえず映画について。
いや~なんか年上の女性というにはあまりにとうの立った女優さん相手にラブシーンを繰り返す斗真君に絶句(笑)お疲れ様でした。石原さとみちゃんあたりが出てきた時はほっとしたのにほっとしたのもつかの間最後は三田さんであの胎児みたいなカッコしたヌードの斗真君と半裸?の三田さんのアートなショットには私もうどうしたらいいのか分かりませなんだ(爆)
いや~、凄かった。凄いもん見た。
斗真君うまいですねえ。綺麗だしねえ。こんな魑魅魍魎じゃなくて、普通の若いお嬢さんとの恋物語が見たいです。あ、だから「ハナミズキ」だったのか!?

もう一つ、伊勢谷さんがカッコいい。もう、この映画、アドレナリン出すぎて疲れるわ。今度光源氏もやるんでしょ?どうしよう。
# by fg_garden | 2011-03-23 11:25 | Movie

震災

震災時は家におりました。
赤ちゃんが生まれた関係で主人が有休を取って家にいたのですが、同じマンションに住む隣のクラスの男の子がインフルエンザでお休みしたので、預かった連絡帳をエントランスのポストに返してくれるよう彼に頼んだところで、部屋には小一の息子と赤ちゃんと三人でした。
揺れましたが、幸いグラスが一つ割れただけで済みました。
心配してメール下さった皆様、有難うございました。

震災_f0158453_12424353.jpg色々なことを感じますし、主人とも色々話していますが…
今は子供たちを不安にしないで、日々精一杯、淡々と。

長男が写真を撮りました。
沐浴中の次男です。
地震も知らず。
# by fg_garden | 2011-03-20 12:46 | Diary
司馬遼太郎「竜馬がゆく(八)」_f0158453_2361363.jpgついに読み終わりました「竜馬がゆく」
去年は読み終わらず、年を跨いでしまいました。

英仏どちらにも日本を奪われぬよう、大政奉還を行わせるべく行動する竜馬。しかし、海援隊の隊員が英国人水夫殺害事件を起こし、計画は足止めに・・・。

大政奉還は、最後は徳川慶喜の判断になるわけですが、慶喜が大政奉還を決意した時に、竜馬はこう語るんです。
「大樹公(将軍)、今日の心中こそと察し奉る。よくも断じ給へるものかな、よくも断じ給へるものかな。予、誓ってこの公のために一命を捨てん」
司馬さんはこれを「いまや、慶喜と竜馬は、日本史のこの時点でただ二人の同志であった。慶喜はこのとき坂本竜馬という草莽の士の名も知らなかったであろう。竜馬も慶喜の顔を知らない。しかし、このふたりはただ二人だけの合作で歴史を回転した。竜馬が企画し、慶喜が決断した。」と書いてます。
恥ずかしながら竜馬が薩長同盟を結ばせたのは知っていたのですが、大政奉還や新国家綱領を起草したことは知らなくて。これには去年大河見て凄い!と。感動でした。

竜馬が作成した新政府役人表には竜馬本人の名前がなく、そのことを西郷に
「この表を拝見すると、当然土州から出る尊兄の名が見当たらんが、どぎゃンしもしたかの?」
とたずねられます。竜馬は窮屈な役人がきらいだと答え、では何をするのかとの問いに
「世界の海援隊でもやりましょうかな」と。
うわ~カッコいい(笑)

その後、慶応三年十一月十五日の夜に竜馬は中岡とともに暗殺。

「天に意思がある。
 としか、この若者の場合、おもえない。
 天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。」

うーん。竜馬は幕末の奇蹟ですね。日本史上一番カッコいい人です。
# by fg_garden | 2011-03-10 03:00 | Book